
職種紹介
学芸員
業務内容
岡山県立博物館等における資料の収集・保存・展示・調査研究及び教育普及などの学芸員としての専門的業務や、入館者対応等の業務。
学芸員の先輩
岡山県立博物館学芸課
馬野 さん
(令和6年度入庁)
令和6年4月 | 現所属(R7.3掲載) |
---|
※撮影時のみマスクを外しています
-
現在の仕事内容について
私は現在、工芸分野の学芸員として博物館に所属しています。
担当している資料は刀剣や甲冑、近代の工芸などで、こうした資料の保存管理・調査研究・展示が主な業務内容になります。特に刀剣は岡山の伝統文化のひとつとしてよく展示する資料でもあるため、定期的に状態を確認したり、油を塗り替えるなどのお手入れをしたりするようにしています。
この他にも、教育普及事業として夏休みのイベントや職場体験を担当することもあります。 -
これまでで印象に残っている仕事
「ジュニア学芸員講座」です。岡山県内の中学生・高校生に学芸員の仕事を体験してもらうことを目的として夏休みに実施している事業で、私が学芸員として当館に就職してはじめて主担当になったイベントです。
開催に至るまでには大変なこともありましたが、今の学生たちが博物館や学芸員に対して抱いている思い、本物の資料に触れたときの感想などを直接聞くことができ、とてもやりがいのある仕事でした。 -
私のワークライフバランスについて
休日には家でゆっくり過ごしたり友人と食事に出かけたり、好きなことをして過ごしています。展覧会前には自室で次の展示の内容や資料のことをぼんやりと考えていることもありますが、しっかり休むことで新しいアイデアが生まれることもあるため、仕事から離れる時間も大切にしたいと思っています。
-
受験を考えている人へのメッセージ
学芸員は、資料を通してその地域に根差した歴史や文化を感じられるとても魅力的な仕事であり、自分の興味・関心や研究してきたことがつながる職業でもあります。
また、新しい知識や学びを得られる機会にも恵まれており、現場に来なければできなかっただろうと思うような経験もできて、とても充実しています。
博物館や学芸員の仕事に興味のある方、岡山の歴史・文化に関心のある方と一緒にお仕事ができると嬉しいです。 -
私の1日
- 8:20
- 始業、刀剣手入れの準備
- 9:00
- 刀剣手入れ
※先生に教えていただきながら、刀の状態確認・油の塗り替え等を行っています
- 12:00
- 昼休み
- 13:00
- メールの返信、書類の回覧など
※手入れの時間にとったメモをまとめたり、参考資料を読んだりもしています
- 18:00
- 終業
戻る