
先輩メッセージ
地元就職
岡山県農林水産総合センター農業研究所 病虫研究室
矢尾 幸世 さん
(平成28年度入庁)[(R5.3掲載)]
出身 | 岡山県内 |
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出身校 | 岡山県内 |
転職経験 | なし |
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志望動機・県職員にした決め手
就職活動を始めた頃は、企業研究をするとどの業種や企業も魅力があって、とにかく内定が欲しくて、手当たり次第に様々な業種を受けました。けれど、ふとした時に、本当は自身が一番興味を持って大学で学んでいた農業に関係した仕事がしたいと強く感じるようになりました。
学生時代は、岡山大学で植物病理学を専攻していました。高校生の頃から在学中も複数の研究室を見学して最も心惹かれ、夢中で勉強した学問でした。業種を調べていくうちに、大学の研究室のように、植物の病気について研究する研究室が配属の中にあると知り、いつかは配属されることを願って志望しました。まさか一年目から配属されるとは思っていませんでしたが、どうやらただの偶然だそうです。ラッキーでした。 -
入庁して予想外だったこと
配属先の研究室では、農家さんが困っている植物の病気への対策を実証するための畑づくりや栽培されている作物の病害の発生状況を把握する仕事もあり、県内を車で駆け回ることもしばしばあります。室内に籠って研究ばかりしているのではなく、屋外での作業やフィールドワークの方が多いこともよくあり、ラボ系の研究室出身の私には新鮮でした。
今からすると当たり前なのですが、作物に何か病気等障害が起きた時、原因が何か診断する仕事がありますが、これには幅広い知識が要求されます。必ずしも病気ではないこともあるため、その作物を栽培する際に必要なこと等も含め総合的に把握しなければなりませんが、農業職の大半を占める普及員でも同じことなので、どこにいっても問題を多角的に考えられる職員になれるよう学び続けていきます。
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岡山県の魅力
岡山県では、メジャーな果物などからマイナーな野菜まで多品目栽培されています。場所により気候や土壌も違い、栽培しているものも異なるので、各地域で景観も違うと思います。県内を巡回する際、地域ごとの特色ある道の駅や道中の観光地案内の表示を見るたびに、見どころが各場所にあって素敵だと感じます。
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受験を考えている人へのメッセージ
学生時代、「とにかくがむしゃらに働きたい!元気が取り柄の私ならできる!」と思い込んでいたため、就職活動中はあまり重要視していませんでしたが、思いがけず体調面でのトラブルが起こった際に、福利厚生は働く上で、すごく大事なことだと強く感じました。
やはり生きていると何かしら環境の変化はあるはずなので、心も身体も健康なままで働き続けるのは若い頃のやる気とかそういうのだけではどうにもならないと思います。
県内での転勤が北から南まであることがネックですが、福利厚生しっかりしているので、県内就職したい方にお勧めです。
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