
職種紹介
埋蔵文化財発掘調査員
業務内容
県内の埋蔵文化財の発掘調査や調査報告書の作成のほか、広く文化財の保護や活用等に関する業務。
埋蔵文化財発掘調査員の先輩
岡山県古代吉備文化財センター調査課第三課第二班
西村 さん
(令和3年度入庁)
令和3年4月 | 現所属(R5.3掲載) |
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※撮影時のみマスクを外しています
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現在の仕事内容について
美作市所在の尾崎遺跡の発掘調査成果をまとめる報告書作成業務を担当しています。
発掘調査現場では、遺構の検出、記録写真の撮影、測量などが主な業務でしたが、現在の業務では、それらの成果を整理し、明らかになった遺跡の価値を報告書という形で記録に残していきます。
開発工事に伴う発掘調査では、調査後に遺跡が失われてしまうため、遺跡の記録を後世に残すということに責任を感じながら仕事をしています。また、遺跡から出土する遺構・遺物は時期や性格が様々であり、その都度学びを得ることができるという点がこの仕事の魅力のひとつであると考えています。 -
これから取り組みたい仕事
埋蔵文化財発掘調査員は、発掘調査業務や報告書作成業務の他に、当センター展示室での展示企画や講演会等のイベント企画も行っています。このような普及啓発活動を通して、埋蔵文化財の記録・価値を県民の皆さんに伝えることに貢献できれば嬉しいです。
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私のワークライフバランスについて
発掘調査現場では、野鳥や昆虫、キノコといった動植物などにたくさん出会うことができます。業務の合間にそれらを観察することが日々の小さな楽しみです。また外で体をよく動かすので、健康的なライフサイクルを送ることができると思っています。
報告書作成業務では、業務を通して疑問に思ったことを業務外で調べたり、逆に業務外で知り得た知見が業務に役立つことがあったりと、仕事と私生活が共存関係にあるように思います。 -
受験を考えている人へのメッセージ
他の調査員や作業員の方をはじめとして、人との連携が大事な仕事だと思っています。日頃から周りの方々に助けていただくことが多く、自分もそう在りたいと思っています。日頃から周りの人への感謝の気持ちを大切にしていただきたいです。
自分の専門分野をはじめ、様々なことに興味を持って取り組んでみるとよいのではないでしょうか。皆さんと一緒にお仕事をできることを楽しみにしています。 -
私の1年
- 4月
- 津山市高尾宮ノ前遺跡発掘調査業務
- 5月~10月
- 美作市尾崎遺跡発掘調査業務
- 11月~3月
- 尾崎遺跡報告書作成業務
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